私たちのこだわりは、テロワールとブドウの品種を最高な形で反映する、本当の意味で独特で個性的なワインを造ることです。また、ブドウ畑でブドウに過度のストレスを与えたり、品質の悪いブドウを収穫しすぎたりすることを避けることで、これを実現しています。完璧なブドウは、健康的なブドウの木からしか収穫することができません。これにはバランスのとれた栄養と、生態学的な均衡を保つことが必要です。私たちはかなり以前から、ブドウ畑の自然管理と有機ブドウ栽培に力を入れていくことに決めていました。私たちは、自然を尊重する気持ちと、有機栽培をすることでより純粋で混じり気のない形で、テロワールがワインにそのまま表現されるのだという信念のもと、これを実践しています。合成農薬不使用だと、ブドウの木は弾力性が増し、微生物、昆虫、花蜂、蠕虫など、地域の自然環境にとって不可欠なものがすべて保全されます。ブドウの木が最高の状態を保てるのは、このような完璧に調和のとれた環境でのみなのです。「有機」という言葉は「品質」と同義ですが、ブドウ畑の有機認証を取得することを優先しているわけではありません。

コッレ・カスターニョ（Colle Castagno）は南マレンマ（Maremma）に位置しており、天気が良いことが多く、少しだけ湿気が高くなる夏と秋でも、雨が降っても風がすぐにブドウを乾かしてくれます。このような気候により、ブドウ畑で有機栽培を行うのに最適な条件が揃っているのです。