ワインが作られる場所

ブドウ畑

私たちのブドウ畑の背景には、雄大なモンテ・アミアータがいつも聳え立っています。山と海に挟まれた独特の地形、バランスのとれた気候、そして日中と夜間との激しい気温差のおかげで、私たちのブドウ畑は、調和がとれていて複雑な味わいのワインを造るのに理想的な場所になっています。高い水準を求められるサンジョヴェーゼ品種の木を栽培するのに、最適な条件が揃っているのです。

私たちのブドウ畑は、海抜350〜450mのところにあります。高度が高くなるにつれて気温が下がり、ブドウの木の出芽が遅くなり、熟す時期も後になります。熟す期間が長いほど品質がよくなります。高度の高いところでは紫外線の量も多くなり、フェノールの合成が促進されます。このことも同様に、ワインにとって良い効果をもたらします。

私たちのブドウ畑は、斜面の勾配も土壌形成も様々です。石灰岩、泥灰岩、粘土質の層が、砂と泥が多い区画と交互になっています。石灰岩と火山岩の区域もあります。ヘクタールあたりの平均のブドウ収穫量は5,000kgです。

収穫はすべて手作業で行われます。通常、収穫は9月中旬に始まります。私たちのブドウ畑は成熟に関する問題とは無縁です。しかし、ブドウが貯蔵庫で最大限までその潜在能力を発揮するには、収穫時期の選択が非常に重要です。